選曲

 昨夕、7時まえNHKのFM放送で軽快なアルトサックスの吹奏を聴いた。誰かなと推察したが思いも浮かばず、曲後のクレジットで小林香織と判明した。いいなあ・・・という感想だ。個性が出てこないのは、判断に近づく要素を押さえ込む新鮮さに隠されるからだ、それが自身の曲であるなら尚更である。
 先日、亀和田さんの新しいアルバムを聴いた。表題曲と共によく知っているのは、ほんの数曲で残りは、あまり知られていない、佳曲というラインナップだった。これがとてもフレッシュで心地よい響きと快音を与えてくれた。
 とても、いやな機能だが、記憶にあるものが脳のすみずみから抽出されて、必ずと言っていいほど比較する愚を犯す。表題曲の「インビィテイション」に限って言えば、ありとあらゆるミュージッシャンの演奏が想い出される、突き詰めると同じ編成で、トム・ハレル+ボブ・バーグとの比較になる。実にクールなトム・ハレルのトランペットに対して、ボブ・バーグは執拗な濃いめのテナー・サックスで絡む。これがとても印象を深くさせる。
 いやな機能、連想から遠ざけてくれたデューク・ピアソン、マイク・ノック、向井滋春の3曲は、快適に耳に届き、新しく原曲或いはカバーを探したい興味に駆られた。
 所謂、一般的にとりあげない、リクエスト基準から漏れるスタンダードではない選曲に、快調を感じられる亀和田さんの気概も見られたと思う。オリジナル曲が加わってもいいのではなかろうか・・・の期待もしているのです?
 
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